2010.10.31
せーや!
こんばんは。
今までボブとしてこのブログに登場していましたが
最後なので実名を明かしたいと思います。
実は僕は早稲田の野崎将司♯50でした。
全然ボブという名前とは関係ないっすね!!笑
そんなこんなで今日は僕の大親友について語りたいと思います。
名前は法政大学野球部主将大八木誠也です。
彼との出会いは中学校1年、いや厳密に言えば小6の12月26日くらいだったと思います。
初めて京都田辺の練習体験に行ったときにそこに誠也はいました。
誠也は初めて来た僕に優しく接してくれ、そしてお互い高校野球の大ファンということで意気投合!それで仲良くなりました。
しかし僕らは全然性格が違います。
誠也は自分の意見をはっきり言うめちゃくちゃ強気なやんちゃな野球小僧。
僕はちょっと人見知りでおとなしく他人の意見に流される野球小僧。そんな感じでした。だから2人とも仲良くなれたのかもしれません…笑
誠也には野球のいろはを教わり僕以上に野球を知っていて、そしていつも僕より1歩も、2歩も先を歩いていました。
僕はそんな誠也をいつも羨ましく思うとともに憧れ、そしていつの間にか目標になっていました。
高校に進むときも誠也はスポーツ推薦で京都の強豪校平安へ、一方の僕は勉強で地元の西城陽という公立高校へと別々の道を歩みました。
誠也は1年の春からレギュラー、僕は高3の春でやっとレギュラー。
だからいつも誠也凄いなー!という目で見てたと同時に心の中では絶対に負けへんぞ!という気持ちがありました。
そして最後の夏の開会式。
『当たるとしたら決勝やな、絶対決勝まで上がってこいよ。』と誠也に言われ、
平安に勝って甲子園に行くぞ、という夢を描いてました。
しかし平安は準々決勝で成美に敗れ、そして西城陽も決勝でその成美に敗れるという結末で、
結局2人とも高校時代1度も対戦することなく高校野球を終えました。
そして2006年秋、『俺法政で野球するわ』と連絡がきました。
その瞬間僕はまた誠也と野球できるという喜びと、絶対受かって六大学で一緒に野球をやるという目標が生まれました。
初めて対戦したのは大学2年の秋の新人戦決勝でした。
中学を卒業して以来、お互いがレギュラーで試合するのは初めてだったのですが、あの頃と同じように誠也は輝いていてそしてチームを引っ張っていました。
そして後に誠也は法政のキャプテン、僕は早稲田の新人監督となりました。
そして今年の秋の最後の法政戦!!
お互い勝ちたいと思う気持ちと『これで一緒に戦うのは最後やな』という2人の間には言葉には表さなくても、伝わってくるものがありました。
最後の整列のとき、負けた相手には絶対に顔を合わせないような誠也が最後に一言
『ありがとうな』
と言ってくれた時、僕はこいつと出会え、そして野球できてほんまに良かったなと心から思いました。
僕の野球人生の中で大八木誠也はかけがえのない存在で本当に自分を成長させてくれた人物です。
中学校で出会い、そして高校でもライバル関係であり、六大学でも一緒に野球できるなんて運命なのかなとも思いました。
僕は誠也のことをライバルと思っていましたが、実はそうではなくいつも誠也の背中を追っていたのかもしれません。
これからお互い別々の進路を歩むことになると思いますが、僕はまた誠也といつか戦えることを期待して
大学野球を終えたら野球人生のちょっとした休憩を入れようかなと思います。
去年の年末、ちょっと野球に関して落ち込んでた時期、京都の居酒屋で誠也に言われて元気になった言葉は今でも忘れません。
『お前の思ったことを言ったったらええやん。俺も後悔したないからそうしてんで。優勝したいしな。俺がキャプテンで将司が学生コーチやったらサイコーやったかもな。』
そんな誠也に最後一言
『明日絶対優勝決めるからしっかりみとけよ!!』
(野崎将司/4年/新人監督)