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2010.09.30

大学野球

ラストエッセイ 第2回 ~投手 仁平昌人~ 】

 

 仁平

  

 

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大学野球は様々なものを私に与えてくれました。

  

雑用の辛さ、練習のきつさ、上下関係の厳しさ、大舞台に立てる喜び・栄光、

怪我による挫折、仲間との絆、伝統の重みなど、

四年間で本当にたくさんのかけがえのないものや経験を得ることができました。

  

 
ラストシーズンを迎えるにあたって、東京六大学という素晴らしい舞台で最高の仲間達と野球ができる喜びを改めて感じています。

  

両親や応援してくださる方々など、支えてくださった皆様に恩返しの意味も込めて最後のリーグ戦に挑みたいと思います。

 

悩みや不安などを乗り越えた今、自分らしい姿で闘って行きますので応援よろしくお願いします!

 

【仁平昌人・4年投手・日大鶴ヶ丘高校出身】

2010.09.25

「父と母へ」

 

ラストエッセイ 第1回 ~学生コーチ 岩渕大地~ 】

 

 

岩渕

【写真中央下:岩渕大地(4年・学生コーチ)】

 

 

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私は計画性がなく、頑固で、短気な人間である。

一度決めたら信念を曲げず、最後まで貫き通す。

他人の意見は聞かず、自分の意志や決断は絶対に曲げない。

 

私の性格を冷静に分析してみると、父と母の性格にそっくりなことに気づく。

 

小学校に入学したぐらいから、私はすでに野球を始めていた。

4つ上の兄の背中を追っかけて、一緒に練習しに行ったり、試合についていった思い出がある。

 

 私の野球人生には、常に両親の支えがあった。

父は、頑固で、短気だが、計画的な一面がある。

私の目から見ると、非常に熱い人間である。どんなことにも決して手を抜かない。

小学校時代は、毎晩父と練習したことを思い出す。

見たいテレビもあったし、やりたくない日もあったけど、毎晩練習した。

 

中学時代、部活動の朝練で父がバッティングピッチャーとして毎日何百球と投げてくれたことがあった。

肩が痛いと言いながらも、毎日投げてくれた。

それが当たり前だと思っていた自分が、今になって恥ずかしくて情けない。

 

高校時代、父が見に来た試合で私はホームランを打つことができなかった。

父が来ない試合に限って、ホームランを打つ自分。

ホームランを打つことができたのは、小さいころから一緒に練習してきた父がいたからだったのに、

結局父の前でホームランを打つことなく私は現役を引退した。

 

母は私の一番の理解者である。

私の考え、性格、すべて母には見透かされている。

高校最後の夏が終わった時、笑って終わりたかったからみんなの前では泣かなかった。

家に帰ってきて、母の前ですこしぼーっとしてたら

 

なんかわかなないけど泣けてきた。

そんとき、母も一緒に泣いてくれた。

 

二人で一緒に泣いた。母の涙をみたのは初めてだった。

 

母も頑固だが、父ほどではない。少し天然だけど、頑張りすぎるところがある。

だからこそ母の体調がいつも気になる。

私が卒業するまで母は働くと言っていたが、私の卒業は少し延びてしまった。

 

本当にごめん

 

だけど、絶対に頑張りすぎないでほしい。それだけは守ってほしい。

 

 

このブログで父と母へ感謝の言葉を書くのには意味がある。

私には、こんなにも素晴らしい父と母がいるのだということを、多くの方々に知ってもらいたいと思ったからだ。

父の厳しさと母の優しさは、私を大きく成長させてくれた。

 

私が選手をやめて学生コーチになった時、一番悲しかったのは間違いなく両親だっただろう。

だけど、そんな悲しさとかつらさとか私には少しも感じさせなかった。

 

「お父さんもお母さんも、大地が決めたことに全力で応援してあげるから、悔いのない選択をしなさい。」

 

そう言って私の決断を後押ししてくれた。

 

 

本当は、選手として神宮でもっと活躍する姿を見せてあげたかった。

 

けど、自分自身の決断は決して間違っていなかったと思っている。

 

私の性格上、私一人が喜ぶことよりも、みんなが喜んで、笑顔でいてくれる方が

「岩渕大地」という人間の生き方に合っている。

 

父も母もそういう人間だから、なおさらそう思う。

 

その答えが

  

選手としての活躍<学生コーチとしてチームの優勝

 

そうやって育ててくれた両親が、私の誇りである。

 

面と向かって言うとほんとに恥ずかしいけど、

次会ったときに伝えたいと思う。

 

お父さん、お母さん、

 

ありがとう

 

 

【学生コーチ 岩渕大地・4年・一関第一高校出身】

9月も残りわずかとなり、朝晩は冷え込む季節となりました。
 
 
今日は、立教大学新座キャンパス内食堂前にて、明日の慶應義塾大学戦に向けて応援団の方々がデモンストレーションを行って下さいました
 
 
今年初の新座でのデモンストレーションだった為、多くの学生が足を止めて楽しんでくださっていました!!
 
 
デモンストレーション
【写真:新座デモンストレーションの様子】
 
 
時が経つのは早いもので、私たち4年生が野球部に入部してから8回目のリーグ戦を迎えることとなりました。
夢と希望と少しの不安を胸に、立教大学野球部の門を叩いたのがつい昨日のように感じます。
 
 
ご存知の方も多いと思いますが、毎年ラストシーズンを迎えるこの時期に、4年生による「ラストエッセイ」を公開してきました。
 
「ラストエッセイ」では、「ラストシーズンに懸ける思い」「大学野球を振り返って」「野球生活を振り返って」など選手たちの思い思いの内容で”今”の選手たちの心情を綴ってもらいます。
 
 
これまでは毎回、弊部ホームページにて連載を行っていましたが、弊部のファンの方だけでなく、他大学のファンの方・六大学のファンの方などあらゆる方々に選手たちの思いを知って頂きたいと思い、今回はこの東京六大学ブログにて連載を行いたいと思います。
(ラストエッセイに掲載する写真は広報誌での特集企画で撮影した選手と宝物の写真です。そちらもご期待下さい!!)

 

 
選手たちの思いが皆様に届けられれば幸いです。
 
 
 
感動あり、笑いあり、涙ありの「ラストエッセイ」
 
 
 
記念すべき第1回目は、1年間、大塚監督の下選手たちの指揮を執ってきた学生コーチ岩渕大地が担当します。
 
 
毎試合背番号50を背負い、サードコーチャーを務める弊部が誇る学生コーチの熱いラストエッセイにぜひご期待下さい。
 
 
 

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