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2010.10.24

同級生

【ラストエッセイ 第18回 ~内野手 近谷悠一朗~ 】

 

kontani

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こんにちは、近谷悠一朗です。

同級生について書いてみたいと思います。

1年生の時は整備の仕方を聞いても「知らん」と言われたり、仕事を押し付けられたりして「みんなどうかしてる」と思いました。

でも今では苦しい時期を一緒に乗り越えた仲間と信頼関係を築くことができています。

以前はひがんで素直に応援できなかったのですが、同級生の活躍を誰よりも望んでいる自信があります。

自分は神宮の舞台に立つことを目標に掲げて入部しましたが、結局目標を達成することはできませんでした。

結果のでない自分に不甲斐なさを感じ、悔しい思いをしている時が大半だったと思います。それでもここまで努力し続けられたのは同級生のおかげだと思っています。

みんなの目標に向かう姿勢と真剣な眼差しが勇気と希望を与えてくれました。

野球を好きでいさせてくれて本当にありがとう。

これからもお世話になることが多いかも知れませんが、いい関係を続けていきたいと思っています。

 【近谷悠一朗・4年内野手・県立船橋高校出身】

2010.10.24

第三戦に!

集合写真

【4年生最後の練習後の集合写真】

 

 

今日は惜しくも1点差で負けてしまいました。

残り1カード、引退も間近となり気合い充分で挑んだ対明治大学戦一回戦に勝利することが出来ず、部員一同本当に悔しい気持ちでいっぱいです。

私は、2階のアナウンス室でアナウンスを担当していましたが、点を積み重ね1点差まで詰め寄っている時のスタンドは盛り上がりで揺れているように見えました。

スタンド・ベンチが一体となっていた分、今日の負けは非常に残念でした。

 

試合後の夜、応援団のリーダーの一人からこんなメールが来ました。

 

「明日を最後にしないよう、最初から最後まで悔いの残らないように。」

 

彼とは、体育会の新入生が参加するフレッシャーズキャンプで出会いました。同じ班だったこともあり、今までお互い切磋琢磨し合いながら、7回のリーグ戦を終え、8回目のリーグ戦を迎えました。

いつも全力で応援してくれ、叱咤激励してくれる応援団の大きさを4年目にして改めて感じました。

 

 

更に今日の試合後、寮の玄関で自宅に戻る監督さんにお会いし、こんな言葉をかけて頂きました。

 

「明日(日曜日)で終わりにさせないからな。明後日までいくぞ!」

 

力強い監督さんの声と温かい言葉に感動し、思わず泣いてしまいました。

 

試合後寮に戻った選手たちの雰囲気、自信に満ち溢れた監督さんのご様子から明日の勝利を確信しました。

 

応援団を始め、ファンの方々、保護者の方々、いつも応援して下さる多くの方々への恩返しの為にも、明日は全員で勝利を掴みにいきたいと思います!

そして、明後日全員で2つ目の勝ち点を奪取したいと思います!

 

最後の1カード、勝ち点を挙げて終わることが出来るよう、引き続き熱いご声援をよろしくお願い申し上げます。

 

 

2010.10.23

悔しさ

【ラストエッセイ 第17回 ~内野手 館健太~ 】

 

tachi

 

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「悔しさ」

 

この気持ちが僕の野球ではいつも一緒についていた。

華々しく甲子園で活躍して入部してきた同級生と違い、僕は高校野球最後の夏、県大会一回戦で敗退した。高校野球全てを懸けたその大会でその結果にしさと応援してくれた同級生に顔向けも出来なかった。

親にはきちんと感謝の気持ちを伝えられなかった。そんな中、早稲田の斎藤投手は、日本中で注目され、甲子園でもすごい戦いをしていた。同級生でこんなにすごい人がいるのに圧倒的に負けていた自分がまた悔しかった。

 

「日本一の投手の彼と戦ってホームランを打つ!」

そう決めて六大に入った。

 

立教大学野球部に入ってからも、いつも悔しいことばかりだった。

1年の頃は雑用ばかりで、練習も満足いかないのに、同級生は1軍で活躍していた。

2年の頃は、秋の新人戦でメンバーにも入れなかった。いつも一緒に雑用をしていた仲間が試合に出て活躍していて悔しかった。

3年になるといつも一緒にいる仲間が皆1軍に入り自分だけが追いていかれる悔しさ、4年になると新チームになって1軍に入れることもあったがレギュラー争いに勝てなかった悔しさ。

 

 

悔しい気持ちはいつも一緒だった。

だけどその気持ちがあったから本気で練習を頑張れた。

 

「もうこんな思いはしたくない。勝ちたい!」

 

その為にいつも頑張れた。

悔しさはいつも一番のバネになった。

それはたくさんいいことも連れてきてくれた。

 

新人戦では打席に立って、日本一の投手と対戦出来た。

春のリーグ戦ではベンチに入って勝利に貢献できた。

 

今の自分の立ち位置は、決して満足できるものではない。

今の位置にその「悔しい気持ち」は傍にいて離れない。

その気持ちをもうすぐ来る最後のリーグ戦に、どんな形であってもぶつけてこようと思う。

 

最後はスッキリと笑って終われるように。

 

 

 

 【館健太・4年外野手・横浜桜丘高校出身】

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