2010.12.19
身体革命
こんにちは、3年投手の和田です。
新チームでは山下と同じくコンディショニング(投手)を担当することとなりました。
部内でケガが急増していることはご存じだと思いますが、
ケガの予防策として先週から「シコ」を取り入れてみました。
これは股関節が硬いためにダッシュ系のメニューで足を痛めてしまう人が多かったので、
股関節の機能改善を目的として始めました。
ところが、思った以上に硬い人が多く、
シコどころか基本となる腰割りの姿勢もできない人がたくさんいました。
これではケガをするのも無理がないかもしれません。
そこで、うまくできない人を個別に指導したり、
股割りなどと合わせて行うよう呼び掛けたりしたところ、
今週から少しずつですができるようになってきました。
シコを踏むことで、末端ではなく体幹で体重が受けられるようになるので
動きが安定してきます。
まだ始めて間もないですが、
実際のプレーで前とは違った感覚を持った選手もいるようです。
早くも効果が!?
しかし、シコは続けてやらないと意味がありません。
毎日欠かさず行うことで少しずつ感覚が良くなっていき、効果が現れるものです。
「継続は力なり」ですね。
シコに関連して今読んでいる本で、
日本の伝統的な身体文化で「腰肚文化」というものが出てきました。
身体の中心、腰や肚といった部分の感覚が強調されるものです。
そこでは、単に「立つ」ということだけでも人によって全く違うと書かれていました。
しっかりと地面を踏みしめて立っていて、
押されても倒れなさそうな人もいれば、何かにもたれかかるように立っていて、
押されたらバランスを崩してしまいそうな人もいます。
東大の選手はどうでしょうか。
試合前の整列で他大の選手に比べてひ弱そうに見えたり、
試合中に浮足立っていたりするイメージがあると思います。
今回練習に取り入れたシコによって身体の中心感覚を強化し、
実際のプレーに明確な変化をもたらして、そういったイメージを払拭したいです。
シコで身体革命です。
来春の開幕の時、整列した僕たち東大野球部を見て、変わった、力強くなった、と変化を感じて頂けるように、
また試合でも、上手くなった、強くなったと成長を感じて頂けるように、
この冬の練習を一生懸命やっていきたいと思います。
それではまた。