2010.10.12
周囲の人間に謝罪と感謝
【ラストエッセイ 第9回 ~投手 宇津井一樹~ 】
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私はこの大学4年間、本当に様々な経験をした。
私の4年間は、六大学の同期生の中でも一番色々あったんじゃないかと思っている。
何があったかはあえて言う必要もないので省略するが、本当に色々あった。
優勝やらなんやらは経験出来なかったが、経験値は一番獲得したと思う。
それを可能にしてくれたのは紛れもなく周囲の人々だ。
愚かなことに、野心に満ちていた1年生の頃は、私はそのことに気付かなかった。
しかし辛くてどうしようもなかった時に、たくさんの人々に支えられた。
迷惑をかけっぱなしだった同期生のみんなに「絶対復活しろよ」と言ってもらって力が出た。
今さらだけど、1年生のときにグランド整備サボりまくってごめんなさい。
親にはそんなに嫌なら辞めろと叱られた。今思えば、本人が嫌々やってるなら、支援する側にとってこれ程虚しいことはないということがわかる。
それがたとえ本心からの言葉ではないとしてもだ。
両親には文句ばっかり言ってごめんなさいと伝えたいと思う。
そして諸先輩方と後輩達。
わがままで気分屋で傲慢な私は、おそらく数えきれない程の迷惑をかけたに違いない。
先輩方、生意気な後輩でごめんなさい。
後輩達、わがままばっかり言ってしょうもない先輩でごめん。
他にも色々あるような気もするが、キリが無さそうなのでやめておくことにしよう。
本当にお世話になったのでこの場を借りて謝ろうと思った。
皆さんごめんなさい、そして本当にどうもありがとうございました。
最後になるが、同期生のみんなには感謝してもしきれない。
4年間こんな僕を仲間として受け入れてくれてありがとう。
引退まではまだ少し時間が残されている。
出場出来ない4年生のぶんも神宮で思い切り暴れるから、どうか見ていてくれ。