2010.10.21
ありがとう!
【ラストエッセイ 第14回 ~投手 片岡航希~ 】
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私は高校時代最後の夏を間近に控えて利き手を骨折し勝負の舞台に上がれなかった。
なんの実績もなかった人間だった。
そんな自分に東京六大学に挑戦するチャンスをくれた高校にまず感謝したい。
入部に際し恩師と交わした約束が
「新人戦でも構わないから、一球でもいいから、神宮のマウンドで投げる」
今思えばなんと控え目な目標だと笑える。
でも当時は真剣だった。
確固たる自信がなかった。
紆余曲折ありながら、約束通り新人戦で神宮のマウンドに立った。
緊張のあまり第一球目を大暴投したことは忘れない
その後、リーグ戦で投げるという新たな目標を仲間に託そうかと考えた時期もあった。
そんな中、休みの日に同期と湘南の海で語り合ったこともあった。
そこでみんなのために、リーグ戦で投げるために頑張ることを決心した。
語り合った彼は今トレーニングコーチとして頑張っている。
三年生、四年生とキャンプにも連れていってもらいながら期待に応えられず、申し訳なかった。
もっと貪欲な性格なら投手としてさらに成功したのかなあとも思う。
思うような結果は出せなかった。
だが、結果に責任を持つと決めた大学野球。
自分が必要だと思ったことは信じてやった。
四年間の結果にとても満足はできないが、納得はしている。
ただ、応援してくれた親、先生、友人、サポートしてくれた野球部の仲間の期待に応えられたか。それだけが心残りだ。
それにしてもみんなと一緒に過ごせて楽しかった。
いろいろありすぎたけれど、みんなのおかげでここまでこれた。
もうみんなと馬鹿やったり野球ができなくなると思うと、ちょっと、、、あれだな
先生、先輩、両親、今まで野球をやらせてくれてありがとうございました。
立教に来て良かった。
本当に楽しかった。
みんなありがとう。
これからもよろしくね↑↑