2010.10.22
終わり!
【ラストエッセイ 第15回 ~捕手 天野圭太~ 】
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とうとう野球人生の終わりが目前にまで来た。
我がユニークな同期達はこれでもかこれでもかという位に真面目に書いてて普段とのギャップがありすぎて笑えます。
一つ言うならば一億円くれるならもう一回一年生になっていいかもよ、弘樹。
我が代は全寮制がなくなった最初の世代で先輩達には崩壊世代と言われ良く怒られた。
怒られたと言っても先輩達からしたら甘いらしいが。
一生懸命やってもミスが出て怒られ走らされ本当に毎日が辛かった。
磨いても磨いてもキレイにならないボール。
丁寧に整備をしてもイレギュラーするグランド。
不平、文句、愚痴、影口、言い訳…
助け合わなければならない同期同士で対立などが起きた。
本当に辛かった。
クソったれな一年生の一年間。
長いようで本当に長かった雑用の一年間。
ご飯を食べながら寝たのもあの時が最初で最後だな。
消しゴムをあんな減らしたのも最初で最後だな。
今では本当に笑い話だ。
あれだけ嫌いだった奴も今では本当に仲良しになった。
これからも一生付き合っていく仲間である。
何人かは社会人になって激務ですぐダメになるっしょとか思ってるかもだけど…まぁ、ほとんどだな。
何食わぬ顔でけなし合える仲間。
SAIKOHです!
そして可愛い後輩たちよ。
お前たちのおかげで俺達の代は成り立っていた。
本当にありがとう!
みな謙虚な気持ちを持って人を動かせるような人間になってほしい!
決して慢心せず周りに目を向け成長してくれ。
私の野球人生は本当に周りの人なしでは語れません。
家族、親戚、同期、先輩、後輩、中学の同期、高校の同期、予備校のみんな、塾のみんな、全ての人達へ
本当に挫折だらけで辛かったけどみんなのおかげで最後まで笑って頑張ることができました。
みんなにしてもらったことをこれからはたくさんの人に返していく番になりました。
本当にありがとう。
そしてこれからもよろしくお願いします。
最後に…
学生コーチになってくれた岩渕へ。
本当にありがとう。
おかげで最後の一年は一生忘れることがないくらいトレーニングキツかったぜ!
メンバー外で全然力になれなくてごめんな。
お前が学生コーチで本当に良かった!
ありがとう。
みなさん、これからも立教大学野球部をよろしくお願いします。
12年間
野球よありがとう。